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2013.10.31

校正のトピックスNo.215
【湿度:塩で湿度環境がつくれる? その2 実際に塩で湿度を作ってみました。】

NKS流「ためしてガッテン!」

実際に飽和塩水を準備しました

  • 前回「飽和塩法」という、装置を使わずに所定の湿度を発生させる方法を紹介しました。
  • 簡単に言うと、飽和状態まで塩を溶かした水(飽和塩水)を密閉容器に入れておくと、塩の種類によって決まった湿度がつくれます。
  • 今回は試験用の純度の高い「塩化ナトリウム」と「塩化マグネシウム」を使って測定してみました。

純度の高い塩を用意して実験してみました

    • 【用意した塩】
      ①特級試薬(純度99.9%)の塩化ナトリウム
      ②特級試薬(純度99.9%)の塩化マグネシウム
      【用意した測定器】
      おんどとりJr. ティアンドデイ製 型式:RTR-53 精度:±0.3℃/±5%RH
    • 純水に飽和状態まで塩を溶かし(飽和塩水)、センサーを入れた容器をアルミ箔で蓋をして湿度を測定しました。同時に、雰囲気温湿度も測定しました。

実験結果から

    •  実験①
      塩化ナトリウムで作成した湿度は、1時間後から安定し、基準の75%±1%RHの範囲で収まっていました。
       
      実験②
      塩化マグネシウムで作成した湿度は、測定直後から基準の33%の状態で終始安定していました。

意外に高精度で長時間安定していました

  • 12時間測定してみましたが、今回の結果をみると安定後は共に±1%RHの範囲で収まっていました。
  • 一般的な湿度計の機器精度は、±3%RH程度なので、誤差確認には十分使用できそうです。
  • 今回は、高純度の塩化ナトリウムを用意しましたが、同じ塩化ナトリウムとしてスーパーで売られている、食塩や地名の入った塩なども使用できるのか気になりました。
  • 次回のメルマガでは、市販の塩を数種類使った実験結果についてご紹介します。

関連情報をご紹介します。

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