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TOPICS
業務に活える校正技術情報
2009.04.10
校正から見た「計測器の管理」
事象 | 経過 |
---|---|
温度センサーを校正 | 1) 温度センサーと温度指示計のループ校正 2) 校正対象の温度センサーを識別 3) 温度センサーの挿入長を確認、取り外し |
校正結果は精度内で良好 | 4) 温度センサーを校正、結果は精度内で良好 5) 温度センサーの挿入長を確認、取り付け |
製品不良が発生 | 6) 4日後、温度異常により製品不良が発生 |
●温度センサーの復旧後に、炉内の実温度が変化。その結果、製品不良を出した。
不具合現象 | 発生時期 | 推定原因 | |
昇温時 | 運転時 | ||
指示値が正常でない | ○ | 温度センサーの設置位置・挿入長・取付の不具合 | |
指示が不安定 | ○ | ○ | 温度センサーの不完全断線 温度センサーの接続端子部の接触不良 |
温度変化しても指示が 変わらない |
○ | 温度センサーの断線 (バーンアウト回路がない場合) |
|
温度指示がマイナス側に スケールアウトする(振り切る) |
○ | ○ | 温度センサーの接続端子の接続間違い 温度センサーの断線 (受信器のバーンアウト設定が下限側) |
温度指示がプラス側に スケールアウトする(振り切る) |
○ | ○ | 温度センサーの断線 (受信器のバーンアウト設定が上限側) |
今回、何故製品不良になったのか?
●温度センサーの挿入長が脱着前と変わり、炉内の実温度が変化したため
何故そうなったのか?
失敗から学んだこと