MENU
COLUMN
コラム
2025.03.13豆知識 / 教養
【 摂氏と華氏の違いをうまく説明出来ますか? 】
温度の表し方には摂氏と華氏があります
- 今日から6月ではありますが、今年も5月14日の温度計の日を迎え仕事柄感慨深いものがありました。
- そんな温度計の日に、今更ながら「摂氏」と「華氏」の説明がうまく説明出来ないことに気づきました。
- そこで今回は、温度の表し方をテーマにお届けすることにしました。

℃や℉はどこから来ているの?
- 摂氏の【摂】は人名の頭文字で、1742年にスウェーデンの天文学者のアンデルス・セルシウスが考案し、セルシウスの中国音訳【摂爾思】から【摂氏】となりました。因みに【℃】の【C】はセルシウス(Celsius)に由来しています。
- また華氏の【華】も人名の頭文字で、1724年にドイツの物理学者のガブリエル・ファーレンハイトが考案し、ファーレンハイトの中国音訳【華倫海】から【華氏】となりました。因みに【℉】の【F】はファーレンハイト(Fahrenheit)に由来しています。

摂氏と華氏の違いは?
- 温度の表し方には摂氏と華氏があることはご存じかとは思いますが、いざ説明するとなると難しいのではないでしょうか
- 摂氏と華氏は、水が氷になる温度(凝固点)と水が沸騰する温度(沸点)で基準が定められています。
- 摂氏とは凝固点を0℃、沸点を100℃とし、その間を均等に100分割しています。
- 一方で華氏とは凝固点を32℉、沸点を212℉とし、その間を均等に180分割しています。
摂氏と華氏はこんな感じで換算できます
- 摂氏と華氏では温度を表す尺度が異なるため、換算が必要となります。
- 水の凝固点から沸点間に摂氏で100、華氏で180の差があることから、摂氏の1℃は華氏の1.8℉に相当することがわかります。
- よって水の凝固点に32の差があることから、摂氏と華氏は次のように換算します。
- 摂氏
- ( 華氏 – 32 ) ÷ 1.8
- 華氏
- 摂氏 × 1.8 + 32

- 単純に32を足したり引いたりして換算出来ないところが説明しにくい要因の一つではないかと感じました。
- 様々な温度計の校正実績がある当社でも、華氏表示の温度計の校正依頼は残念ながらほとんどありませんが、今回は摂氏華氏について豆知識として紹介させていただきました。
お役立ち情報に関する各ページ