アナログ計器が現在も活躍しています
- ●デジタル化が進んでいる時代にも関わらず、アナログメータが現在も使われています。
- ●デジタル化を謳っているメーカーが数多くある中、まだまだアナログ計器とデジタル計器が共存していました。
- ●アナログ計器がなぜまだ、活躍しているのでしょうか?
- ●そこで、活躍されている理由を調べてみました。
アナログ計器のメリット、デメリットは?
■メリット
- ●一般的に電源が必要なく設置しやすい
- ●視認性が高い パッと見た位置で感覚的に数値がわかる
- ●数値変化が読み取りやすい
- ●メータの反応が早いので直感的な判断に適する
■デメリット
- ●読取り誤差が生じやすい
- ●入力抵抗が低く、被測定回路に影響大
- ●高い精度では読み取りできない
- ●最大目盛の計器選びが必要 測定範囲を超えると針が振り切れてしまう
※デジタル計器のメリットデメリットについては、アナログ計器と基本的に反対になると考えて下さい。
アナログ計器は、一般的に電源が必要ないため、設置のし易さや耐久性(壊れにくい)もあるため使い続けられていると考えます。また、現場で使われている電圧/電流/圧力計器・時計・自動車のメータ・コックピットのメータなどは、パッと見た位置で感覚的に数値がわかり、直感的な判断に適していて視認性が高い理由で、アナログメータが選ばれているのでしょう。
余談になりますが、車のスピードメータやエンジン回転数のメータは、現在の技術ではデジタル化されていますが、 表示の視認性を重視され、あえてアナログ表示(数値はデジタル化)を用いているメーカーがあるそうです。
アナログ計器は、今後なくなるのでしょうか?
- ●ちょっと調べてみると、横河電機製品のアナログ計器のいくつかは、数年前に販売終了となっていました。
- ●代替機としては、デジタル計器が主流となっています。
- ●近年の工場設備はデジタル化されているものも多いですが、長年使用されている設備をメータの部分だけデジタル化するというのは困難であり、 だからといって、まだ使用できる設備を丸ごと入れ替えることも簡単には出来ないでしょう。
- ●そこで、先日の展示会でも出展されていましたが、アナログメータをカメラで読み取るという用途に需要があり、カメラで読み取り、数値をデジタル化してデータを活用でき、かつDX化につながります。
- ●まだまだ、使い勝手の良いアナログメータを現役で使用されているお客様も多くいると思います。 大事に使われてきたアナログ計器の校正も当社にお任せ下さい。