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2014.10.09

校正のトピックスNo.258
【梱包への工夫:返却発送時にもリスクが眠っていました】

校正から見た「計測器の管理」

気泡緩衝材だけでは、工夫が足りませんでした

    • お客様から校正依頼のあった2台の圧力計の校正が終わり、返却発送するために梱包作業を行いました。
    • フランジが付いている少し重ための圧力計だったので、落下衝撃での破損を防ぐ為に気泡緩衝材を使い、念のために3重に包んで発送を行ったのですが、お客様から圧力計が破損していると連絡が有りました。
  • 箱に外傷が無いので不思議に思いましたが、破損の原因を探ると1箱に2台入れて発送したため、運送中に機器通しがぶつかり合っていたためと分かりました。
  • この様な背景から、当社では発送時に破損してしまうリスクを避ける為に、梱包手順の見直しを行いました。

状況に合わせた梱包手順のフローを作成しました

    • 当社が校正を行っている機器は、今回のように少し重量のある圧力計だったり、プラスチックケースに収納されたノギスだったり、小さなブロックゲージだったり、形や大きさは様々です。
      専用ケースが有る機器
      重量物(5kg以上)の機器
      小さく・細かな機器 ・・・など

お客様のもとへ返却するまでが校正業務と考えています

  • 当社で引取ができない場合は、どうしても運送業者で送らざるを得ないケースが発生しますが、現場で校正した時と同じように、お預かりした状態で返却するまでが校正業務と考え、今回の失敗をもとに、より大切に運べる方法はないか試行錯誤をかさねて手順を作りました。
  • 当社が校正を行っている機器の中には、ガラス製品だったり、天秤のように精密機器といった運送には適さないものも有ります。その機器に対しては、破損リスクを無くす為に、現地での校正対応とさせて頂きます。
  • これからも、お客様の機器を安全にお返しするベストな方法を考え、運送による破損リスク軽減に対する改善を積み重ねていきます。

関連情報をご紹介します。

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