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NKS|計測器・測定器の校正業務 > エヌケイエスのJCSS校正

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JCSS(Japan Calibration Service System)とは

計量法関連法規及びISO/IEC 17025の要求事項に基づいて、特定の試験・校正を行う能力がある事を独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)が審査・評価し登録する制度です。登録された事業者は、国家標準への計測のトレーサビリティ確保と、ISO/IEC 17025※1登録を通じて、お客様に対して信頼性の高い計測器管理に貢献しています。エヌケイエス㈱JCSS校正室は「長さ」「温度」「トルク」の3区分において、JCSS登録事業者(登録番号:JCSS 0342)となります。

※1.ISO/IEC 17025
ISO及びIECが定めた「試験及び校正を行う試験所の能力に関する一般要求事項」に関する規格です。ISO/IEC 17025では、事業者が行う業務に対して、ISO 9001の要求事項である品質マネジメントシステムの他に 技術的要求事項が詳細に述べられており、技術的に的確かつ妥当な結果を出す能力があることを実証する必要があります。結果としてJCSS登録(=ISO/IEC 17025取得)されると、国際基準も遵守している事が認められたといえます。

JCSS標章付校正証明書とメリット

JCSS標章付校正証明書は、国家標準へトレーサブルであることを証明しています。そのため、一般校正では必要となる「トレーサビリティ体系図」は原則必要とされません。同時に、ISO/IEC 17025の要求事項に基づいた内容となっていますので、ISO 9000シリーズだけでなく、ISO/IEC 17025 での校正が求められる規格(IATF 16949※2・UL規格※3・JIS規格など)や「不確かさ※4 校正」が求められているときは、JCSS 校正を行うことで解決できます。

※2.IATF 16949
自動車メーカーが、製品の供給者に対して要求しているマネジメントシステム規格です。規格要求の一部でISO/IEC 17025 校正があります。

※3.UL規格
アメリカに本拠地をおく認証機関が策定する規格です。アメリカだけでなく世界的にも取引の基準として評価され「製品の安全性の証」となっています。規格要求の一部でISO/IEC 17025の登録事業者での校正を推奨しています。

※4.不確かさ
JCSS校正では、測定値の信頼性を「不確かさ(Uncertainty)」で表します。不確かさは校正を行ったときの測定値のばらつきと、その原因として考えられる要素(標準器の不確かさ、校正環境など)を積み重ねて算出されます。これにより、算出された合成標準不確かさは、測定値のばらつきの推定値で、ばらつきの分布の標準偏差を意味します。より高い信頼の標準でばらつきを表すために、合成標準不確かさに包含係数を掛けて拡張不確かさという形で表されることが一般的となっています。包含係数2の場合、測定結果が拡張不確かさ以内に含まれる確率は約95%となります。

JCSS校正と一般校正の違い

JCSS校正と一般校正(従来校正)には、校正証明書の仕様や、記載内容などに違いがあります。
次の表で項目毎の違いを記載します。

上記内容についてのお問い合わせ(Mail・TEL)/資料請求