{{navs.title}}
{{navs.title}}
TOPICS
業務に活える校正技術情報
2024.06.13
NKSメールマガジン No.9
日常生活やテレビCM等でよく耳にする弱酸性○○や中性△△、アルカリ□□等の言葉。その言葉はある指標をもとにそう呼んでいます。
今回は、その指標とはどのようなものか、またその値を測定する計測器の校正方法も含めてご紹介します。
pHとは、水溶液の性質(酸性、アルカリ性)の程度を表す単位で、水溶液の性質は、水溶液中の水素イオン(H+)の濃度で決まります。すなわち「pH」とは、水素イオン濃度指数となります。
水溶液中の水素イオン濃度の逆数を常用対数で示し、以下の式で定義しています。
pH値は、pH0~pH14で表され、万能指示薬などにより色の変色で水溶液のpH値を調べることができます。
また、「pH」のpが何の略なのかは不明ですが、「Potential」(潜在能力)や 「Power」(力)といった説があり、Hは「Hydrogen」(水素)で、その頭文字をとり、「pH(ピーエイチ)」と読みます。
pHは、デンマークの化学者セーレン・セーレンセン(1868年〜1939年)によって考案され、1957年、昭和32年に読み方がピーエイチに正式に統一化されましたが、現在までピーエイチとペーハーの両方の読み方がされています。
水溶液の性質によって酸性・中性・アルカリ性の3つに分類できます。
性質 | 説明 | 水溶液の一例 |
---|---|---|
酸性 |
|
|
中性 |
|
|
アルカリ性 |
|
|
pH値を測定する計測器としてpH計があり、使用用途に応じて以下の3種類に分けられます。
測定器の校正方法をご紹介します。
今回ご紹介しました、pH計についてメーカを問わず校正実績も多数ございますので、是非お気軽にお問合せください。