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2016.06.02

校正のトピックスNo.331
【真円度測定機:0.01μmの世界で校正する工夫】

NKS流「校正への工夫」

インフルエンザウイルス(0.1μm)より小さい世界での校正です

  • 前回、当社が校正を行っている機器の1つである、真円度測定機についてご紹介させていただきました。
  • 改めて、NKS流に簡単に真円度測定機について説明しますと、どれだけ丸いかの度合いを表面のデコボコの差から求める機器です。
    丸くないと穴に入らなかったり、回転させた時に穴を傷つけてしまうかもしれないので、真円度が製品評価の1つとして用いられる事があります。
  • お客様は、数十μm単位で真円度評価する事もありますが、中には0.01μm単位で評価する事もあり、その長さは何とインフルエンザウイルスの1/10の世界です。とても目では見えない長さを測るので、測定子はとても敏感に長さを検出します。
  • そんな敏感な測定子を校正時に壊さない為に、当社が手を打った工夫を紹介します。

「知識資料」~「お願い事項」まで内容の充実をはかりました

  • 触っただけでも壊してしまいそうな測定子なので取り扱いには、より慎重さが必要と考え、慎重を期すために下記のドキュメントを改めて用意し対応する事にしました。①校正員の機器に対する基礎知識向上を目的として「校正の基礎」

    ②現場での破損リスクを減らす目的として「リスク予防チェックシート」

    ③校正後に安全に機器をお返しする目的として、お願い事項を含んだ「受託条件」

日本のものづくりを支えるため、当社は校正を通じて裏方から貢献します

  • 改めて、0.01μm単位の厳しさで製品を作る日本のものづくり技術に凄さを感じ、校正の面でお手伝い出来る事を嬉しく感じました。一方、そういった長さの世界を測定していると知れたからこそ、測定子が命と知る事ができました。
  • 今回のように「機器の命となる場所はどの部分なのか」「壊さない為にどうしたら良いか」といった校正に携わる部分を日々突き詰めて、これからも安全に校正を進める工夫を重ねていきます。
  • 当社の営業マンとの打ち合わせ時に「あれ?前回はこの書類無かったよね?」と思われる場面に遭遇するかも知れませんが、新しく出てきた書類は、当社の工夫の証として温かく見守って頂けると幸いです。

上記内容についてのお問い合わせ(Mail・TEL)/資料請求