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2014.03.06

校正のトピックスNo.230
【多点ちゃん:多点温度測定用の専用センサを使って測定しています。】

NKS流「校正への工夫」

オートクレーブや恒温槽の分布測定で、当社では工夫盛りだくさんの温度センサを使用しています

    • 滅菌処理に使用されるオートクレーブや恒温槽の温度管理は必要不可欠なため、多点箇所の温度校正はできますか?と依頼があります。
    • しかし、扉からセンサを入れる場合、数本しか入らないため、お客様が必要とされる箇所すべての校正ができないこともあります。また、センサの挿入口が有ったとしても、装置メーカ専用の挿入口のため、市販の温度センサでは、形状が合わず対応できない場合があります。
  • そこで、何とかお客様のニーズに答えられないか検討し、当社が現在使用しているセンサをご紹介します。

「多点ちゃん」と名付けました

    • そのセンサは、多点チャンネルに対応できるセンサなので「多点ちゃん」と名付けました。
    • 「多点ちゃん」の仕様は、測定範囲:0~200℃、精度:±1.5℃となっていて、一般のオートクレーブの運転条件である、温度:121℃という条件に最適です。
    • 様々なメーカの装置校正に対応している当社ならではのノウハウと工夫を詰め込んだ、センサとなっています。

お客様のニーズに応える「多点ちゃん」になりました

  • このセンサは、装置メーカ専用の挿入口を有効活用できるので、圧力が漏れない状態で多点校正ができるというメリットもあります。
  • 写真は12箇所測定可能な「多点ちゃん」ですが、過去には21箇所測定可能な「多点ちゃん」を使用し、お客様に喜んで頂けました。
  • 今後も、お客様の設備の状況にマッチした新たな標準器を使用し、よりニーズにお答えできる校正を提供していきます。

関連情報をご紹介します。

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