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2012.09.20

校正のトピックスNo.162
【音響校正器:校正作業前後の精度確認をより確かにする工夫】

NKS流「校正への工夫」

電池が消耗しても指示は大丈分なの?

    • 以前メルマガでご紹介しましたが、当社では標準器の正しさを維持する為、校正作業の前後で精度確認を行っています。
    •  校正前後の精度確認の情報リンクはこちらへ>>
    • その中で、標準器の騒音計については音響校正器を使って精度確認を行っています。

  • 音響校正器は電池式ですが、電池が消耗したときに精度はきちんと保たれているのでしょうか?
  • もしも、精度がきちんと保たれていないと、校正で使用する騒音計の正しさがきちんと証明出来ないことが心配されます。
  • そんな心配から、今回は音響校正器の電池が消耗したときの指示の変化を実験してみました。

電池が消耗した時に、音響校正器の指示はどうなるの?


    • 【使用した機器】

      精密騒音計 NL-31   リオン製

      音響校正器 NC-74   リオン製

      記録計   DPR518  山武製

    • 精密騒音計と音響校正器をセットし、電池が切れるまでの指示を記録計でデータ取りしました。

実験結果から

    • 新品の電池が切れるまで連続使用で約64時間かかり、電池が切れる直前まで音響校正器の指示は安定して精度内に収まっていました。

校正作業前の精度確認の根拠が、より確かなものになりました。

  • 当初は、電池が消耗してくると、誤差が大きくなってしまうのではと心配していましたが、きちんと精度内に収まっていることが分かりました。
  • より正確な校正をお客様に提供するためには、標準器の校正作業前後の精度確認は重要な作業になります。
  • その精度確認の根拠をより確かなものにするために、今回の実験は有効であったと考えています。
  • ちなみに当社では、音響校正器の電池交換の時期について、今回の実験結果と使用頻度をもとに2年と決めて取り組んでいます。

関連情報をご紹介します。

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