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TOPICS
業務に活える校正技術情報
2009.09.09
NKS流「ためしてガッテン!」
●「ガラス製温度計の指示を読み取る際、感温液の液面と同一水平面に
目を置いて読みなさい」と、校正の常識として言われますが、
●意識だけでは、「正しく読み取ること」は、出来ません。
●では、具体的にまっすぐ読むにはどうしたらよいのでしょうか?
そんな疑問を持つことから、当社の校正業務は、スタートします。
●アナログタイプの電圧計の指示を読み取る場合、指針と鏡に映った指針が
一致したところで読み取り、正しく読んでいると言えます。
●ガラス製温度計の場合も、鏡を用いて正しく読み取る事が出来ないだろうか
何故?どうしたら?という疑問から、考え直してみました。
●ガラス製温度計の目盛の後ろに鏡を置いて見ました。
●すると鏡を見て、目盛と目線が水平になっていることを確認することで、
誰がやっても確実な校正を行うことが出来る、改善につながりました。
●また、実験から分かったことは、目線が感温液の液面から、約7度ズレた
だけで読み取り誤差は、0.1℃ ズレました。
●それは、計算上からも同じ誤差になることが、検証出来ました。
●今回は、ガラス製温度計校正の常識として言われている当たり前のことも、
一度は、校正の原点に戻って、どうやったら忠実に実現出来るかを考える。
つまり、原点を忠実に実現することが、当社のスタンスです。
●当社では、より確実な校正を目指して、一般論で考えるのではなく、
①疑問を持つ・・・どうしたら出来るのか?何故?どうして?
②実際にやって見る・・・やって見て、見えなかった事が見えてくる
校正業務を行うモノのスタート点として、地道にやってます。
●参考までに、実験したデータは、次の様になりました。